1Fカウンター席=通称「中トロ壁」を横に見やりながら、長い廊下を進み2Fに上がります。新たな玄関土間空間が開け広い敷居を上がりたくなるところを、下足のまま、脇の竹小扉をくぐると、かの名工、中村外二が手掛けたという4.5畳の茶室に至ります。鉛の床壁に、宮脇愛子の書が掛けられ、ガウディー作という握り手がその直下に鎮座しています。密談者か、はたまたひきこもりか、ならず、何人も愉しめる秘奥の小世界が、実はここにあります。

 

(推薦者: 高木正三郎)