2014年6月28日(曜日)
FAF special salon — 建築の構造の”ひみつ”—
建物を身体にたとえれば、構造は骨格と筋肉と言えますから、とても重要な部分。
ARUP は本拠をロンドンに構え、38カ国にブランチを持つ、世界最大の国際エンジニア集団です。一般に建築家は建物の全体意匠を統括し、構造その他の技術検討では各分野のプロに支えられています。ARUP の技術は、世界中の有名な建物の実現を導いてきました。
今回お迎えするのは ARUP Japan の4名と、彼らが支える建築家のひとり、古森弘一氏です。古森氏は北九州市を拠点に、住宅、納骨堂、大学の施設等、さまざまな魅力的な空間をデザインしてこられました。
彼らの出会いは2012年10月の FAF の設立記念パーティ。イベントとしてオークションを開催したところ、FAF の活動に賛同してくださった ARUP Japan から出品されたのが「相談券」、落札したのが古森氏でした。その後コラボレーションが始まり、現在飯塚市に納骨堂プロジェクトが進行中です。
今回のスペシャルサロンは彼らから、「FAF がきっかけとなった出会いがこんな建築が生みつつある」というお知らせをしたいという、ありがたいお申し出から開催となりました。古森氏の作品の紹介や、最新の ARUP のプロジェクトなど、スケールの大きなお話が伺えます。どうぞお楽しみに。
|講演者のご紹介
Arup (アラップ)
1946年に、サー・オーヴ・アラップにより英国に設立。ロンドンに本社を置き、建築・土木・産業施設関連の分野で、技術設計およびコンサルティング業務を展開。現在、世界38ヶ国、90の事務所に約11,000人のスタッフが勤務し、活動している。
日本では1989年に東京事務所を設立以来、日本における数少ないグローバル・エンジニアリング・コンサルティング事務所として、日本各地および海外にてプロジェクトを遂行している。
笹谷真通 Masamichi Sasatani
構造エンジニア
1984年神奈川県生まれ。2008年アラップ東京事務所に入社。免震構造を得意とし、柏崎市文化会館アルフォーレ、大分県立美術館などで免震を用いた構造設計を担当。その他、唐木田コミュニティセンター(からきだ菖蒲館)、西能病院などのプロジェクトに従事。
奥村祐介 Masamichi Sasatani
構造エンジニア
1984年神奈川県生まれ。2008年アラップ東京事務所に入社。免震構造を得意とし、柏崎市文化会館アルフォーレ、大分県立美術館などで免震を用いた構造設計を担当。その他、唐木田コミュニティセンター(からきだ菖蒲館)、西能病院などのプロジェクトに従事。
菅健太郎 Kentaro Suga
シニア環境設備エンジニア
1977年東京生まれ。組織事務所勤務を経て2009年アラップ入社。設備設計だけでなく環境解析や環境コンサルティングなど幅広い業務を担当し、領域横断的なプロジェクトを得意とする。
佐々木仁 Hitoshi Sasaki
アソシエイト / ファサードエンジニア、構造一級建築士
1968年岩手県生まれ。1993年アラップ東京事務所に入社し、1997年までアラップ・ロンドン本社勤務。帰国後は構造エンジニアとして実務経験を積むが、2002年からはファサードコンサルティング業務立上げを担当し、現在はオフィス・商業建築を中心に国内外のファサード業務を担当。
古森弘一 Koichi Furumori
1972年 福岡県北九州市生まれ。
1996年 明治大学理工学建築学科卒業。
1998年 明治大学理工学研究科博士前期課程修了。
2003年 古森弘一建築設計事務所設立。
2010年より九州大学、九州工業大学非常勤講師。
|開催概要
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日時: 6/28(土)17:00~19:00
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場所: 大央ホール (福岡市中央区大名2-6-1 福岡国際ビル B1F)
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参加料: 無料
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定員: 50名 (事前申込先着順)
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主催: NPO 法人福岡建築ファウンデーション
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お問い合わせ: 092-732-3191
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申し込み: (終了しました)