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福岡県立美術館(旧福岡県文化会館)

日本では珍しい塔状のボリュームには、福岡の文化の象徴という思いが込められている。力強い壁と塔の構成が印象的な建築。

fukuoka_prefectural_museum_of_art_photo0
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塔という言葉をご存知でしょうか。

ヨーロッパの町ではシンボルとして、教会の塔があらゆる場所から見える位置にあるといいます。一方日本の風土や地形かららは、必ずしも塔状のものがつくれれた背景はありません。

しかしながら他の建物よりも頭ひとつ以上高い建物は、地域のシンボルであるとともに、遠くから目指すことができる標、でもあったはずです。

この建物は、福岡の中心である天神地区の北側にありますが、人々が日常的に集うような場所には位置していません。しかし、コレクションを持たないこの美術館が、ながく人々に愛されてきた背景は、やはりその佇まいにあると言えると思います、

分類:文化

竣工:1964年

設計者:佐藤武夫設計事務所

受賞歴:BCS 賞第7回受賞作品

所在地:福岡市中央区天神5-2-1

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